改造車入庫情報

実はもうチェイサーって車名は残ってない。
80年代にはマークⅡ3兄弟としてクレスタとともに絶大な支持を得て、
その後90年代になるとドリフトブームに牽引されて5代目の90系が中古市場で大人気になり、
その後の6代目100系でドリフトユーザーから圧倒的な人気となった。
にもかかわらず、今じゃ名前すら忘れ去られている…、寂しい限り。
でも、今だってドリフトしてる元気なユーザーには人気。

それは5速ミッション搭載のツアラーVなら1JZエンジンを軽くイジッただけで現役で通じるパフォーマンスを手に入れることができるから。
たとえ名前が無くなろうと、走りにこだわるならチェイサー、特にツアラーVの名前は忘れられるものではない。
それを反映するように昨今のスポーツQ車ブームと相まって、程度の良い100系ツアラーVは200万円を超える相場で取引されている。
もしかしたら今後、さらなるブームが到来してさらに価格をつり上げる可能性だってある。
そう、今のうちに買っておかないと後悔することになりそうな筆頭株なのだ！

そこで今回はちょいとイジッてあるチェイサーをご紹介。
ベースは平成10年式のツアラーVで、割とノーマルな白い外観を維持した個体。

でも中身はしっかりチューンされていて、エンジンは社外タービンに変更したことに伴い前置きインタークーラーとオイルクーラーを増設。

パワーFCとFCコマンダーで制御しつつフジツボ製マフラーで排気系もバッチリ。
続く足回りでは車高調と前後タワーバー、機械式LSDを入れた上でステアリングの切れ角をアップ。
足元にはレイズ製19インチアルミで固めている。

運転席だけバケットシートとされた室内にはデフィ製3連メーターが追加され、カロッツェリア・サイバーナビとETC装備ですぐにでも実用的に乗り回せる状態だ。

これだけ手が加えられているから、あとは好みのエアロをつけるか、さらにブレーキに手を加えるかで悩むところ。
ここまで出来上がっているからそのまま乗っても楽しめる。
もう1度峠に行きたい人、これからドリフト入門しちゃおうと企んでいる人、どちらにもピッタリなツアラーVだと言えるぞ！

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